どうも!投資勉強マン(@toushibenkyou55)です。
投資をするうえで簿記の知識が役立つと知り、今回簿記3級を取得しようと勉強を開始しました。
勉強をする前に簿記についていろいろ調べてみました。
単式簿記と複式簿記
現在一般の企業で財政状態の把握・経営管理・外部報告を行うのに使われているのが複式簿記となります。
その他に単式簿記があり、主に家計簿、預金通帳などの記帳方法のことをいいます。
簿記3級では、複式簿記の技術を使用して会社の財政状態、経営成績を把握するための方法を勉強します。
複式簿記の歴史
複式簿記の歴史は古く、その起源は14世紀のイタリアにまで遡ります。その初期の形態は、商人や銀行家が取引を記録し、財務状況を追跡するための手法でした。
最も有名な複式簿記の発展に貢献したのは、イタリアのフィレンツェ出身のルカ・パチョーリです。パチョーリは1494年に『スムマ』(“Summa de arithmetica, geometria, proportioni et proportionalita”)を出版し、彼の著書は、複式簿記の基礎を確立し、その後の会計理論と実践に大きな影響を与えました。
日本においては福沢諭吉がアメリカから持ち帰った専門学校のテキスト「Bryant and Stratton’s Common School Book-keeping」を翻訳し明治6年6月に出版した『帳合之法』、そして同年大蔵省に招かれたイギリスの紙幣頭書記官アレキサンダー・アラン・シャンドの銀行簿記の講義を翻訳し明治6年12月に出版した『銀行簿記精法』、この二つの著書が日本の複式簿記の発展に貢献したと言われています。
簿記3級で出てくる帳簿の「借方・貸方」と訳したのはなんと福沢諭吉さんです!
今までお札に描かれている人って認識しかなかったことをここで深くお詫び申し上げます…w
簿記は投資に役立つのか?学ぶことで得られるメリットは?
簿記を学ぶと3種類の財務諸表を理解することができます。
企業の財政状態を示す『貸借対照表』
企業の利益を示す『損益計算書』
企業の現金の動きを示す『キャッシュフロー計算書』
この3種類の財務諸表を理解することで企業の経営状況が見抜け、投資に対して大きなメリットになります。
例えば、損益計算書上で黒字となっている企業でも、キャッシュフローが悪化していると売上債権を回収できずに黒字倒産に追い込まれる場合があるそうで、財務諸表が理解できるとその可能性を見抜けるかもしれません。
また、売り上げは例年と変わらないが、建物などの売却による臨時収入で当期の利益が増加した場合、来年度も同じ収入を期待することはできないと財務諸表を見ることで予想することが可能になります。
その他に、財務諸表を読み解くことでリスク回避の投資やこれから成長する企業を見つけることができるかもしれませんね。
今まで個別株に投資する時、なんとなく決算書を見ていましたが、これからは簿記を勉強して真剣に決算書を読みたいと思います!
知り合いの税理士さんも投資をしてるなら簿記2級までは勉強した方がいいとおっしゃてました!
最後に簿記3級とは?
簿記3級は『商業簿記を習得しており、小規模株式会社の経理処理に対応可能なレベル』が求められるそうです。
試験の出題内容は「仕訳問題」「勘定記入」「計算表作成」で、これに合格することにより経理処理に必要な商業簿記の基本知識を習得した証明となります。
簿記3級の知識が身につくと企業の財務諸表を理解できることから、企業の会計・経理・財務職、営業職に生かすことができ、また、投資にも役立つので取得して損のない資格だと思います。
今回、私はCPAラーニングというサイトで簿記3級の勉強をすることにしました。
無料で動画による講義や教材、問題集を提供してるのでおすすめです!
次回からは簿記3級の勉強内容を復習をかねて投稿していこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!